2014年08月03日

連載:少女時代の誕生、デビューの話(第1回)

今週で少女時代はデビュー7周年を迎えます
昨日予告しましたように、今日から6回(1回2話)に分けて韓国の友人coilさんが書いてくれた少女時代のデビュー前後の話を紹介したいと思います(毎日アップできるか分かりませんし、1日2回分アップするかもしれません)
これはChico Fajitaさんなど韓国の古くからの少女時代ファンがブログ等に寄稿したものを編集・翻訳したものにcoilさんの解説も加えたもので、日本のSONEのためにとても分かりやすく書いてくださっています
そのままでも十分理解できるものですが、coilさんの希望もあり一部私が日本語の内容に手直しを入れています
とても興味深い話ですのでお読み下さい(^o^)

※なおこの連載はChico Fajitaさんに許可を得ており、日本のSONEにより分かりやすくするために内容を変更していることもお詫びしていますが、オリジナルの文章をお読みになりたい方はこちらをご覧下さい
http://chicofajita.tumblr.com/post/62321947868/snsd101


「少女時代の誕生、デビューの話...01」

2007年に少女時代というグループがデビューするということが世に知られた時、人々が一番驚いたのはどうしてメンバーが9人なのかという点でした
メンバー数が多いため、女子スーパージュニアという話もありました
その根本を理解するにはSMの話を少ししなければなりません

2000年にBoAがデビューした時、人々から「あんなに幼い子を歌手として使うSMは正気か」という声が上がりました
今振り返ってみると2000年はSMにそういう選択をさせざるを得ない時期でした

BoAに先立って日本市場の扉を叩いたSESは、マーケティング戦略の不在で厳しい試練を経験しました
そして知ったのは、日本で現地マネジメントと契約を結ぶには長期契約が必要だといこと、そして韓国デビューから2〜3年後に日本に進出するとしても、あまり年齢が行ってからでは大変だということでした

S.E.S. - めぐりあう世界 (1998)(オリコン最高順位: 37位)

     (cooshongさんの動画から)

SMはこの時から未来のスターとして幼い練習生を選抜して育成する、いわゆる「神秘プロジェクト」を進行することになります
BoAはSMがそんな観点の元にあったところへ神が下したプレゼントみたいな存在であり、日本で成功裏に定着することができました
これに鼓舞されたSMは"第2のBoA"を探し始めます
ダナ、チャン・ナラなどはこのときにSMに入り、後日少女時代のメンバーになるジェシカもこの時にキャスティングされています(2000年)
練習室映像で見るチビッコ少女時代メンバーたちがSMに入るようになったのも同じきっかけでした

SM狎鴎亭社屋練習室がまだなく、以前の社屋で熱心にダンスの基本動作を練習している少女時代メンバーたちのチビッコ時代の映像を見れば、彼女らが少女時代に成長するまでにどれほど多くのチームの興亡盛衰があったのかと気の遠くなるような推察がされます
多くの人たちが少女時代を第2世代アイドルに分類しますが、実際には第1世代とも通じている一種の橋渡し的時期にあります

そんな大きな抱負を持っていたSMは暗黒期を迎えることになります
イ・スマンが背任容疑でSM経営から退いて以降、いわゆる"マイナスの手"と呼ばれるキム・ギョンウクが会社の運営を預かることになります…


「少女時代の誕生、デビューの話...02」

しかし、SMが期待した「第2のBoA」は結局登場することがありませんでした
それはBoAがあまりにも卓越した存在であったこともありますが、「マイナスの手」キム・ギョンウクの登場以来SMはまるで敗れるカードだけを出していたようなものでした
練習生のプールもかなり使い果たしていました
その後戻ってきたイ・スマンが見たSMの姿は阿鼻叫喚(=悲惨で惨たらしいさま)ではなかっただろうかと想像できます
キム・ギョンウクが退き、すべてのプランは振り出しに戻ることになります
男性練習生の中でもメインボーカルだけ集めて"東方神起"を作ったり、既にデビューしていた"天上智喜"を再整備し、残った男の練習生たちを集めて"スパージュニア"を作ったりしました

ここで俗に言う「スーパージュニア余剰説」、スーパージュニアチームリーダーが直接言った「スーパージュニア、みにくいアヒルの子」という言葉が出るようになったのです
実際にイ・スマンが直接話した東方神起とスーパージュニアのデビューは若干違いがあります

(インタビュアー)アイドル選抜及び退出の基準は?
(イ・スマン)実は東方神起はアイドル練習生3チームの中からベストメンバーだけを集めて誕生させたグループです 一方、スーパージュニアーは残りの練習生で結成したグループであり、出発から差があった スーパージュニアが熱心に努力した結果、最高アイドルグループに浮上した 私も予想しなかった結果だった

つまり、スーパージュニアは練習生たちを整理するため大放出したのではないかという話ですが、デビュー前「女子団体チーム」、「女子スーパージュニア」という別称で呼ばれた少女時代もデビュー当初「練習生大放出」という悪意的な噂がありました
しかし、スーパージュニアも少女時代も単にそう考えるには難しい点があります
5人すべて歌唱力がメインボーカルのレベルだった東方神起をAll Star型と言えば、スーパージュニアは調和型と言えるでしょう
メンバーごとに異なる才能を持っていて、互いに不足したものを補っている形態のグループです
SM内で東方神起の女性比較対象は天上智喜(実際に女性東方神起と呼ばれました)、スーパージュニアの女性比較対象は少女時代と見ることができます
天上智喜は少女時代より2〜5歳年上の4人グループとして最初からメンバー全員、メインボーカルレベルの歌唱力とダンスの実力のメンバーだけで構成しました

天上智喜 - 少しでいいから (A Little Bit Of Good) (2009.1.7)

     (JinuGirL's channelさんの動画から)

(この曲は天上智喜の日本最後のアルバムである「Dear...」(2009)のタイトル曲です
とてもいい曲だと思いますが不幸にも大衆的に良い反響は得られず、SMはタイトル曲としてバラードの選択がよくなかったと分析したようです
男性グループとは違って、女性グループのバラードの大衆的アピールは大変なのでしょうか(東方神起やSHINeeはタイトル曲にはバラードもかなりあるのですが…)こんな経験のために少女時代のアルバムのタイトル曲としてバラードはこれまでなかったのでしょうし、今後もないものと予想します)

少女時代はメンバー全員がボーカルではないが、スーパージュニアの成功に鼓舞されたSMが天上智喜とは異なる方式でグループ編成に力を入れたというか、ボーカル、ダンス、外見等々、年まで、様々な組み合わせを経て、ハーモニーを考慮したグループ構成でした
しかしそのハーモニーがこの過程でsynergy(=相乗効果)をもたらすようになるとはSMも予想できなかったはずです
少女時代の音楽機能は、お互いに空欄を埋めて、ボーカル、ダンスなどの機能がまるで大小ののこぎりの目がかみ合って動いているように作動します

(ババロア:今回は時代背景や事務所の状況の話が中心でしたが、いよいよ次回からはメンバーの話が始まります 次回はまずジェシカが登場! お楽しみに〜)
posted by ババロア at 01:00| Comment(16) | 日記
この記事へのコメント
ババロアさん...この企画最高です!
ババロアさんのご友人さんのcoilさん始め、韓国のSONEの方々に感謝感謝です!!もちろんババロアさんにも☆
最後までこの企画楽しませていただきます!また一つ知らなかった少女時代を知れそうなので本当にウキウキします♪たくさん勉強します!
Posted by ソシサランヘヨ☆ at 2014年08月02日 02:28
何から何まで勉強になることばかりです。
次回が待ち遠しい!
Posted by 緒方えいと at 2014年08月02日 02:49
経営者がイスマンさんじゃない時があったんですね!そこは全然知りませんでした
そして東方神起とSuper Juniorの大きな違いも…

メンバーの話楽しみです光るハート
Posted by lily at 2014年08月02日 04:53
ババロアさん素敵な企画をありがとうございます。
こちらのブログに出会っていなかったら、知ることは出来なかったです。
韓国での活動やデビューの背景など、興味深いことがたくさんあります。
御友人にも感謝します。

Part2以降も、とっても楽しみにしています。
ゆっくりで構いませんので、どうぞたくさんUPしてください♡
Posted by プリンス♡ at 2014年08月02日 06:40
7周年を目前に、ありがとうございます!
知らない話が沢山で、S.E.Sも天上智喜も本当にいい曲ですね。
やっぱり、愛しテヨンは、次元が違いますね〜。
読んでいて、10月のSMTが待ち遠しくなってしまいます。
ソウルのSMT、ライブビューイングやらないものか。
Posted by みつおき at 2014年08月02日 07:22
久々にコメントさせていただきます!
すごく興味深く読みました。
続きも楽しみにしています。
いつもありがとうございます!

それにしてもカウントダウンがすごく気になります。
解散ならわざわざカウントしないだろうし、なんでしょうね?
ドームツアーも今更違う気がするし。
やはりただの新曲発表でしょうか?
とても気になります。
Posted by まみ at 2014年08月02日 07:35
ババロアさん皆さんおはようございますm(_ _)m

少女時代を知るようになってからwikiですがその他SM所属アーティストを調べました、当時CDだけ買っていたS.E.SがSM所属だと数年後に知ってびっくりしました。

この記事の中にも自分の知ってる話し、知らない話しがありました、この点に関してババロアさんに記載していただき感謝しますm(_ _)m
Posted by ぱたろう at 2014年08月02日 09:16
はじめまして!一膳と申します。
天上智喜、大好きでした。ラゾーナのフリーライブでサイン貰いにも行きました!DANAとSUNDAYは歌手活動を続けてると聞きます。
少女時代を好きになるきっかけにもなったかもしれません。
Posted by 一膳 at 2014年08月02日 09:47
こんな背景があったなんて
知りませんでした!!
次も楽しみにしてます^_^
早く見たいです♬
Posted by みぃ at 2014年08月02日 10:18
ババロアさん皆さん今日は。今回のデビュー秘話興味深く読まさせていただいています。自分にはまだ知らない世界が 沢山あるわけですね。もっともアーティストを世に送り出すって大変な紆余曲折があるのも事実ですよね。今回は本物のSONEになるべく勉強させていただきます。(次回はシカかぁ〜楽しみどすぇ〜 。) (* ̄∇ ̄*)
Posted by クロネコ at 2014年08月02日 12:16
良い翻訳拝見致しました。翻訳も翻訳ですが、出来れば本文の原作者にも感謝のお言葉をお願い致します。

chicofajita.tumblr.com/post/62145864321
Posted by Z at 2014年08月02日 13:59
coilさん、ババロアさん、興味深い話ありがとうございます。

こうして見ると色々な流れを経てソシは、誕生したんだなと思います。
BoA先輩がいなければパニは・・・

次回の話が楽しみです(^^)
Posted by パニペン at 2014年08月02日 14:41
ちなみに余計な心配かも知れませんが、単純な翻訳ならいざ知らず内容の加減や編集がある場合は必ず原作者に知らせて同意を得なければならないと思います。ババロアさんがよく判断してされたと思います。烏滸がましい話だったら申し訳ありませんでした。
Posted by Z at 2014年08月02日 14:44
ババロアさん、やっぱりあなたには感謝の言葉しか出てこない。ご友人の方にも同じ気持ちでいます。

遅ればせながら、じっくり読ませていただきます。


お忙しい中、本当にいつも ありがとうございます。
Posted by 8ぺ at 2014年08月05日 18:12
ババロアさん連載ありがとうございます。そしてcoilさんには何度か質問に答えていただいたことがありました、改めて感謝申し上げます。今回の企画は全てのJSONEにみてほしいですね、そしてちょっとだけ少女時代が好き、という人達には私からお話しできればとおもっています
Posted by ユンヨン at 2014年08月06日 20:14
◇ー「スーパーお久しぶりです(ぺこり)」。
此処への書き込みも一年以上していませんでした。

◇≪ツイッター≫から興味を持ってやって来た処、大力作で、・・・
連載全編一時間余りかけて一気読みしました。
書き込むことが多いので、分散させてコメントさせていただきます。

◇私は2003年頃から≪韓流≫≪K−POP≫を見始め、そのCSでやっていた情報番組は週に一度「過去のK−POPを振り返る」というコーナーもあったので、

<S.E.S>から完全に把握出来ています。

◇<天上智喜>が向うのトップに立った時や日本進出もオンタイムで観てました。
その流れで’07年<少女時代>を目にした時、
「こりゃとんでもなく凄いグループだ!」「絶対伝説になる!」と見切りました。
が、その時に「<天上智喜>のメンバーって、明らかに<少女時代>より上だろ!」と感じていて、それが此処に書かれていましたね。
あの時私が思ったことは、間違いではなかったわけだ。
この話しは誰とも語れなかったので、嬉しかったです。
Posted by シュガー麗 at 2014年08月08日 00:51
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